めざすもの

「歌声喫茶コミュニティ研究会」が果たせる役割、そしてその先の「実現したい社会」について、めざしていることをお伝えします。

「みんなで歌う」ことが持つ力

「生の伴奏でみんなで歌う」

この歌の楽しみ方は、あらゆるものを超えることができます。

歌の上手い下手も関係ありません。病気や障がいがあっても、「言葉」でのコミュニケーションが苦手だったり困難だったりしても、みんなで歌う場には一緒に参加することができるのです。

そこには「優劣」や「排除」という概念はありません。

また、多様な参加の仕方ができるのも特徴です。「歌う」だけでなく「聴く」「歌詞を読んで味わう」「心の中で一緒に歌う」という楽しみ方もできます。

このように「みんなで歌う」ことは、あらゆる人が多様な参加をしながらも、同じひとつの楽しみの中に入ることができるのです。

歌声喫茶では決まった歌い方というものはありません。それぞれの方が、自分の感じたまま、心の思うまま自由に歌うことができます。

心を解放して歌い、音楽のコミュニケーションを重ねながら、その時その場しかできない「ひとつの音楽」が奏でられていきます。

一体となったみんなの歌声に包まれる中で、他では味わえない「心地よいつながり」が生まれてくるのが不思議です。

「みんなで歌う」ことが持つ力は、「あらゆるものを超えて人と人がつながることができる」力を持っているのです。

歌声喫茶が果たす役割

現在の日本では、血縁関係や職場・地域のつながりなど、今までは身近で当たり前にあったはずのコミュニティがどんどん希薄化しています。これはデータを見ても明らかです。

孤独を起点とした社会問題がたくさん浮かびあがってきています。孤独死・うつ・自殺・健康悪化などがその代表です。

このように表面化している問題の向こうには、さらに多くの方がさみしさを抱えながら生きていることが伺えます。

孤独だと感じていても人には言いにくいことですし、言いにくいと思っている人がますます孤独に追いつめられていくのでしょう。

だからこそ「みんなで歌う」をコンテンツにできる歌声喫茶は強いのです。「歌いたいから」という理由づけで、人とのつながりをごく自然につくることができる。

今、健康や幸福度を決定する最大の要因は「人とのつながり」だということがわかってきました。

歌声喫茶の活動を通して、どんな方でも心地よく人と人がつながり、「みんなで歌うことで些細な孤独をも癒すことができる場」が日本中に増えていくことが私たちの願いです。

歌声喫茶コミュニティ研究会ができること

歌声喫茶コミュニティ研究会は、「オンラインサロン」という学びの形で、地域や福祉の場で歌声喫茶コミュニティをつくりたい人を対象に中間支援をしています。

オンラインサロンは、以下のようなことに主に取り組んでいます。

  • 歌声喫茶コミュニティに関する知恵や情報をみんなで共有しながらお互いに学び合う
  • 励まし合ったり、嬉しいことを一緒に喜び合える、思いを同じくした仲間をつくる

これらの取り組みを通して、歌声喫茶コミュニティを日本中に増やし質を上げていくことを目的としています。

最終的には、一人でも多くの方が「みんなで歌う」ことを通して心地よくつながり、豊かに生き合える社会を実現することをめざしています。

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